そういや本陣殺人事件 岡山・倉敷 第3幕
鉄骨の塔とは火の見櫓である。国登録文化財「旧京橋火の見櫓」だ。
岡山には火の見櫓が多かったのかその後も時折見かけることになった。そうした中ではやはり群を
抜いて高い。21mあるそうだ。ほっそりとした姿は中々に美しい。京橋朝市、という垂れ幕が
取り付けられており、毎月第一日曜日に日の出から行われるらしい。繁華街からは結構離れているのに
いつも盛況なようだからたいしたものだ。
勿論今は人もおらず静かなもの。
直ぐ傍らにある水道のための橋「京橋水管橋」も登録文化財。隣に道路の端が並んでしまっているため
ちょっと見辛い。
それでも築百年を超え(1904:明治37年建造)今でも現役なようだ。何かが通る、ということが
無いためかトラスの鉄骨が細い分繊細でこれまた美しい。正面から見るとトラスが重なりちょっと幻想的な
感すらある。侵入者を防ぐ扉さえなければ。
橋向かいにある交番(今は立寄所)も凝った建物だ。
やがて遊歩道が無くなり、歩道も無い狭い道なのに車がばんばん通り過ぎていく。怖いので一本
外れたけれど、そちらも通行量は少ないとは言えやはり結構車は来る。どうやら抜け道として
使われているようだ。
トータルで20分程も歩くと市立中央図書館にぶつかる。この敷地の一角にようやく目当ての建物、
先日拝観した大阪の愛珠幼稚園と並んで幼稚園舎として初めて重要文化財に指定された「旧旭東
幼稚園舎」があった。
ここも指定と訪問のタイミングがばっちり。もっとも早稲田大学の大隈講堂のように指定を知る直前に
その目の前を通っていたのに知らなかったので区文化財か何かの大隈重信像だけに注目して帰って
きてしまった、というケースもあるけれど。
この建物はきわめて変わっており、中央に八角のドーム、そこに四本の四角い教室が飛び出している。
見た感じはギリシア正教の聖堂建築と同じ正十字型だ。とは言え、地上から見るとその全貌が
見えるわけではないので、何だかもどかしい。部分部分を見て想像するしかない。公式のサイトにある
航空写真でも見て気を落ち着けつつ。高いビルでもあればなあ。
建物は無料で公開されている。しかも子ども向けの絵本などが所蔵された部屋もあり、子供の
遊び場として開放しているようだ。見ている間にも親子が中央の広間で楽しく遊んでいた。こうした
建物が本来の用途のままに使われているのは良いことだ、建築した人の気持ちを考えると特に。
文化財保護上から考えると大変だと思うけれど。
この形式の建物はこの辺りに幾つも建てられていたらしい。建築家がほとんど同じらしいからその
せいかもしれない。
しかしこうして見るとどの部分も大変に明るく、中央室には柱も細いのが一本しかなくて環境的には
優れた建物だと思える。
この建物も、今は落ち着いて重要文化財にも指定され、地元の人に愛されているようだけれど、
一旦は取り壊され、元とは全く違うこの土地に立て直されたとのこと。このように二度と作ることも
できそうにない歴史的な遺産をも安住させられない、というのは何とも悲しい話だ。
ぷらぷらと見学していると管理の男性がいらして、いろいろと説明してくれ、元からの木材を
使用したという保育室なども見せてくれた。
この後大通りに出て少し北上。バス移動に時間が迫っていたので、一人で走って岡山大学医学部
正門及び守衛所(国登録文化財)を見て戻る。残念なことに土日祝は閉門されていて片側しか見えない。
時間があれば別の場所から入って回り込むところながらそれは無理。登録文化財だし、諦めた。
走って戻り、程なく来たバスに飛び乗る。天満屋という一番の中心地に戻りたかったので来るバスは
ほとんど大丈夫だったようだ。
到着して2、3分で「バラ園・中庄駅・庄パークヒルズ線」というバスに乗り込んだ。まさにぎりぎりの
乗り換え。
ここから30分程バス中で休憩。庭瀬本町というバス停で下車し、そこから10分程歩いて風情のある
街並みになってきたところで次の目的地、「犬養木堂記念館」に到着した。
岡山には火の見櫓が多かったのかその後も時折見かけることになった。そうした中ではやはり群を
抜いて高い。21mあるそうだ。ほっそりとした姿は中々に美しい。京橋朝市、という垂れ幕が
取り付けられており、毎月第一日曜日に日の出から行われるらしい。繁華街からは結構離れているのに
いつも盛況なようだからたいしたものだ。
勿論今は人もおらず静かなもの。
直ぐ傍らにある水道のための橋「京橋水管橋」も登録文化財。隣に道路の端が並んでしまっているため
ちょっと見辛い。
それでも築百年を超え(1904:明治37年建造)今でも現役なようだ。何かが通る、ということが
無いためかトラスの鉄骨が細い分繊細でこれまた美しい。正面から見るとトラスが重なりちょっと幻想的な
感すらある。侵入者を防ぐ扉さえなければ。
橋向かいにある交番(今は立寄所)も凝った建物だ。
やがて遊歩道が無くなり、歩道も無い狭い道なのに車がばんばん通り過ぎていく。怖いので一本
外れたけれど、そちらも通行量は少ないとは言えやはり結構車は来る。どうやら抜け道として
使われているようだ。
トータルで20分程も歩くと市立中央図書館にぶつかる。この敷地の一角にようやく目当ての建物、
先日拝観した大阪の愛珠幼稚園と並んで幼稚園舎として初めて重要文化財に指定された「旧旭東
幼稚園舎」があった。
ここも指定と訪問のタイミングがばっちり。もっとも早稲田大学の大隈講堂のように指定を知る直前に
その目の前を通っていたのに知らなかったので区文化財か何かの大隈重信像だけに注目して帰って
きてしまった、というケースもあるけれど。
この建物はきわめて変わっており、中央に八角のドーム、そこに四本の四角い教室が飛び出している。
見た感じはギリシア正教の聖堂建築と同じ正十字型だ。とは言え、地上から見るとその全貌が
見えるわけではないので、何だかもどかしい。部分部分を見て想像するしかない。公式のサイトにある
航空写真でも見て気を落ち着けつつ。高いビルでもあればなあ。
建物は無料で公開されている。しかも子ども向けの絵本などが所蔵された部屋もあり、子供の
遊び場として開放しているようだ。見ている間にも親子が中央の広間で楽しく遊んでいた。こうした
建物が本来の用途のままに使われているのは良いことだ、建築した人の気持ちを考えると特に。
文化財保護上から考えると大変だと思うけれど。
この形式の建物はこの辺りに幾つも建てられていたらしい。建築家がほとんど同じらしいからその
せいかもしれない。
しかしこうして見るとどの部分も大変に明るく、中央室には柱も細いのが一本しかなくて環境的には
優れた建物だと思える。
この建物も、今は落ち着いて重要文化財にも指定され、地元の人に愛されているようだけれど、
一旦は取り壊され、元とは全く違うこの土地に立て直されたとのこと。このように二度と作ることも
できそうにない歴史的な遺産をも安住させられない、というのは何とも悲しい話だ。
ぷらぷらと見学していると管理の男性がいらして、いろいろと説明してくれ、元からの木材を
使用したという保育室なども見せてくれた。
この後大通りに出て少し北上。バス移動に時間が迫っていたので、一人で走って岡山大学医学部
正門及び守衛所(国登録文化財)を見て戻る。残念なことに土日祝は閉門されていて片側しか見えない。
時間があれば別の場所から入って回り込むところながらそれは無理。登録文化財だし、諦めた。
走って戻り、程なく来たバスに飛び乗る。天満屋という一番の中心地に戻りたかったので来るバスは
ほとんど大丈夫だったようだ。
到着して2、3分で「バラ園・中庄駅・庄パークヒルズ線」というバスに乗り込んだ。まさにぎりぎりの
乗り換え。
ここから30分程バス中で休憩。庭瀬本町というバス停で下車し、そこから10分程歩いて風情のある
街並みになってきたところで次の目的地、「犬養木堂記念館」に到着した。
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